読み返したくなるジャンプコミック
一般的な男児は、ジャンプとともに成長します。
ジャンプから、努力・友情・勝利という道徳の基礎を学びます。
でもわたしが生まれ育った町は、田舎すぎて近所に本屋なんてありませんでした。
それでもテレビアニメでそれなりの知識はありました。
大学の頃は毎週ジャンプを読んでました。
社会人になってもしばらくジャンプを買い続けました。
いまではもう週刊で読むことはなくなりましたが、ときどき読み返したくなる名作があります。
独断と偏見に溢れたチョイスですが、わたしの思うジャンプベストを紹介します。
ピューと吹くジャガー【全20巻】




シュールなセンスで有名なうすた京介先生の作品です。
「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」も人気です。
ギター片手にミュージシャンを目指す酒留清彦が、笛のプロフェッショナルであるジャガージュン市に目をつけられてしまい、不条理な日常に巻き込まれていきます。
登場人物は基本的に全員クズです。
その中でもハマーが指折りのキングオブクズです。
ハマーの一日を描写するお話がマイベストです。
暗殺教室【全21巻】




殺センセーです。
月を破壊した異形の怪物が、ある高校の落ちこぼれ教室の先生になります。
マッハで移動し、甘いものが好きで、気持ち悪い笑い方をするタコのような怪物が先生です。
政府から巨額の報酬をかけられ、このタコみたいな先生が日夜生徒から暗殺を仕掛けられます。
そして、生徒たちの学力や暗殺能力を向上させるために、タコが教壇に立つという、意味不明の導入でストーリーが始まります。
一見ギャグマンガのようなテイストですが、ストーリーと伏線が緻密に組み立てられています。
最終巻のカバーを見ると、ちょっと目がウルっとなってしまいます。
暗殺教室ほどではないですが、同じ松井優征先生の魔人探偵脳噛ネウロもおすすめです。
アイシールド21【全37巻】




ジャンプ屈指のスポーツ漫画といえば、SLAM DUNK です。
圧倒的な画力、名台詞の数々、テンション最高潮でのクライマックス、非のつけどころのない完璧な作品です。
中高生の男子には絶対に読んでほしいコミックです。
しかし、わたしが今まで最も多く読んだスポーツ漫画は、アイシールド21です。
なかなか他に類を見ない、アメフトを題材にした作品です。
パシリが得意な高校生小早川セナが、その脚力に目を付けられ、強引に弱小アメフト部に引きずり込まれます。
そしてその脚力一本を武器に、泥門デビルバッツのエースとして競合高校と戦っていきます。
他のスポーツ漫画との大きな違いとして、一人一芸とそれを駆使した戦略に重きを置かれています。
泥門のアメフト部は、スポーツで活躍するには欠点の多いメンバーだらけなのですが、各人の長所をうまく組み合わせることで、アメフトのルールをも利用し強い力を発揮しています。
原作は Dr. STONE の稲垣理一郎先生、作画はワンパンマンの村田雄介先生です。
内容も画力も申し分ありません。
が、この作品は、神龍寺ナーガ戦がピークという意見を見かけます。
残念ながらこれは私も同意見です。
それでも一度読み返すと、ついつい最終話まで読み進めてしまいます。
わたしが一番お勧めするスポーツ漫画です。
「小早川セナ 21番 ポジションはランニングバックです」
ちなみに
余談ですが、SLAM DUNK は電子書籍の販売がありません。
久しぶりに読みたいのですが、悩ましいところです。



