はじめに
三井住友カードは、SBI証券で積立投資をするのであれば必須なアイテムです。
毎月の投資が自動でできる上に、ポイントが付与されますので、作らない手はありません。
三井住友カードには、ノーマル/ゴールド/プラチナの3種類があります。
こらからカードを作ろうとしている方向けに、支出額に応じた損益分岐点を解説します。
ただし、お得さだけを求めるのであれば、JCBカードWなど他に有力なカードがたくさんあると思います。
今回の記事は次のような方向けです。
- SBI証券で積立投資をするために三井住友カードを作ろうとしている
- クレジットカードを増やしたくないので、これを気に三井住友カードをメインカードにしようとしている
記事と少し結果は異なりますが、公式のカード診断もありますのでどうぞ。
以前、ゴールドカードを申し込みした時の記事はこちらです。
三井住友カードNL比較
NL というのは Number Less の略で、券面にクレジットカード番号がありません。
カード番号が必要なときは、スマホから確認するセキュアなシステムです。
今年から発行が開始されたモダンなクレジットカードです。
年会費とポイント還元率の観点で比較します。
カード種別 | 年会費 | ポイント還元率 | 年間利用額に応じたポイント還元 |
---|---|---|---|
三井住友カード(NL) | 無料 | 0.5% | なし |
三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500 (*1) | 0.5% | 100万円以上の利用で 10,000pt |
三井住友カード プラチナプリファード | 33,000 | 1.0% | 100万円の利用ごとに 10,000pt 最大 40,000 pt まで |
18歳から25歳限定で、デビュープラスというのもあるみたいです。
26歳になると、自動でプライムゴールドに切り替わるようなので、比較からは省略します。(なぜか NL ゴールドじゃないらしい)
海外旅行に関わるサービスの差なんかもあったりしますが、今回は通常利用のポイント還元に特化して比較します。
なお、SBI証券のクレジットカード投資に対する還元率は特殊な設定になっています。
公式の説明はこちらです。
カード種別 | 2021年12月まで | 2022年1月以降 |
---|---|---|
三井住友カード(NL) | 1.5% | 0.5% |
三井住友カード ゴールド(NL) | 2.0% | 1.0% |
三井住友カード プラチナプリファード | 3.0% | 2.0% |
ノーマル vs ゴールド
(*1) のゴールドカード年会費は、年間で 100 万円以上利用すると永年無料になります。
また、2021年9月までに申し込みをすると、初年度は無料になります。
つまり、一度年間 100 万円を達成したら、ゴールドカードはノーマルカードの上位互換になります。
よって、ノーマル vs ゴールドの損益分岐点は、年間 100 万円をクレジットカード利用するかどうかです。
ただし、SBI証券クレジットカード積立投資など、100万円に加味されない支払いがありますので注意が必要です。(詳細)
月額にすると、月8万4千以上クレジットカード払いするかどうか、ということになります。
これは公式のカード診断と、損益分岐点が一致しています。
ゴールド vs プラチナ
ゴールドとプラチナについては、少し複雑ですので、年間利用額に応じたポイント還元量を表にしてみます。
SBI証券の還元はいったん無視します。
年間利用額 | ゴールドのポイント還元 | プラチナのポイント還元 | プラチナのポイント還元 (年会費を控除) |
---|---|---|---|
100万円 | 15,000 pt | 20,000 pt | -13,000 pt |
200万円 | 20,000 pt | 40,000 pt | 7,000 pt |
300万円 | 25,000 pt | 60,000 pt | 27,000 pt |
400万円 | 30,000 pt | 80,000 pt | 47,000 pt |
500万円 | 35,000 pt | 90,000 pt | 57,000 pt |
ゴールドカードは、0.5% の還元のため、100万円ごとに 5,000pt が還元されます。
また、100万円以上の支払いで追加の 10,000pt がもらえます。
プラチナカードは、1.0% 還元であり、100万円ごとに 10,000pt が還元されます。
100万円ごとに 10,000pt を追加でもらえます。(上限は 40,000pt)
100万、200万では、年会費を控除した結果、プラチナカードの還元量がゴールドカードに負けています。
300万では、プラチナカードがわずかに上回っており、これは 300万での追加 30,000 pt によってプラチナカードが上回ったものになります。
よって、損益分岐点は年間 300万円を利用するかどうか、ということになります。
なお、SBI証券投資の還元量は最大60万円の利用で、ゴールド:年間 6,000pt、プラチナ:年間 12,000pt になります。(キャンペーンは無視しています)
上の表に追加しても、損益分岐点は300万円で変わりありません。
月額換算すると、月あたり 25万円の利用額です。
と思ったのですが、公式のカード診断をやってみると、損益分岐点は月17万円になっていました。
プラチナカードの特典は他にもいろいろあり、外貨ショッピングのポイントアップなんかあったりするので、これを勘案しているのかもしれません。
まとめ
三井住友カードの損益分岐点を考察しました。
わたしは海外旅行しませんし、支出はむしろ削ろうとしているのでプラチナカードは作りません。
ただし、今年は ICL(眼内コンタクトレンズ)を受診しつつ、ロレックスの時計を買おうとしています。
年間100万円の出費がありそうなので、ゴールドカードがちょうどいいかと考えました。
おしまい!